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ニコンおもしろレンズ工房 ぎょぎょっと20 NIKON Fish-eye type 20mm f8 (2)


シンプルな2郡3枚構成(トリプレット)の魚眼レンズ。画角が150度なことが幸いして、撮影しやすく楽しい。
出かけるときに、さすがに魚眼だけじゃあと思って、他のレンズも持っていくのだけど、結局こればかり使ってしまう。
もともとは固定絞り固定焦点だけど、無限遠にピントが合うようにオーバーインフのヘリコイドアダプターを創った。これで無限遠にも、ぐぐっと寄ることもできる。
近距離まで撮れるようになると超広角はたのしい。ぐぐっと寄ると臨場感が出てくる。


画角が180度ないのも楽しいポイントだと思う。魚眼が変なのは極端な画角であって、歪むことではない。180度の画角が不自然なのだ。
ヒトは広いところを見るときは頭を振って見渡す。その時は歪んで見えるし、画は魚眼と同じだ。

描写は4隅を除けばとてもシャープ。すっきり写って気持ちいい。これで2郡3枚しかレンズを使っていないと思うと、魚眼というのはレンズ構造的にも理にかなっているのだろう。

魚眼のポイントは奥行きのある構図だとおもう。これもきれいにまとまっていい感じ。後このレンズのいいところとして、気楽に撮っても、自分の指も足も写らない(魚眼の良くある失敗)。ちょっと大きめの外寸と180度よりも狭い画角が使いやすさになっている。

ニコンおもしろレンズ工房 ぎょぎょっと20 NIKON Fish-eye type 20mm f8

ニコンはまじめなメーカーなのだと思う。トイレンズでスペックは割り切っても、写りは追求してしまう。1995年限定販売だったこの魚眼レンズもそうらしい。














http://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/0054/index.html
コストダウンを考えたわずか2郡3枚のレンズ構成がミニマムだ。レンズ枚数は多いほど収差を補正しやすいが、少ないほどクリアな画像が得られる。このミニマムで個性的で美しい構成図を見るとワクワクしてしまう。

画角を150度くらいにおさえたことで、前玉は全くの平面だ。絞りもフォーカスも固定であり操作リングはない。結果、極端にシンプルで、こんなレンズは見たことがない。
















魚眼は近づいてこそ主題が浮きたつ。残念ながら固定フォーカスでは近づけないし、遠距離も合わない。だから、パーツを組み合わせて少し短いヘリコイドアダプターを製作する(遠距離でも近距離でもフォーカスできる)。組み合わせたのは左から、ニコンFマウントーM42マウントアダプター、M42 ヘリコイド中間リング17-31mm、M42‐Eマウントアダプター。
さて、この超ミニマム魚眼レンズの写りはどうだろうか。
魚眼といっても画角は180度ないことが幸いして、癖なくスナップしやすい。4隅を除けば、画質はとてもいい。これで3枚玉のレンズ、すごいなあ。



















前玉は平面だけど、周辺光量も十分。通常の超広角みたいに隅を無理やり引き伸ばさないからだろう。周辺の湾曲は気になるけれど、奥行きのある構図は素直に写る。
そこが魚眼使いのポイントだな。



接写では、魚眼の違和感はでにくい。背景をうまく考えて、おもしろい写真を撮りたい。