OLYMPUS-SC G.ZUIKO 4.2cm f1.8 1963年製、古くてぜいたくな5群7枚のGズイコーをデジタルで試す


1963年のオリンパスSC。この時代のオリンパスにはまだ、粋な軽やかなイメージはないようだ。無骨なカメラである。
レンズは5群7枚のダブルガウス型。F1.8 と明るく、7枚構成は贅沢な感じがする。
結構ボロボロなジャンクを分解、ヘリコイドも外してM42マウント化した。M42(ピッチ1㎜)→55㎜のステップアップリングを使用した。

フォーカスはM42ヘリコイド中間リングを使用する。これでかなり寄れるようになる。

残念ながら、レンズ接合部に曇りが発生していて、フレアっぽくなりそうだ。

F5.6、周辺までシャープだが、逆光だとフレアーとゴーストが出る。

F1.8開放。フレアーのせいか眠い感じ。中心はよく解像しているが、周辺は流れぎみ。


近距離はシャープで、ボケもきれいだ。



日光の逆光に弱いのは仕方がないので、味として活用すべきだろう。開放だと4隅は甘くなるが、それ以外は眠いけど解像する。絞り開放での屋内の描写は安定してきれいだ。
そしてボケは前後ともとてもきれいだ。さすがZuiko、良いバランスを持っている。







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