すっきりコントラストのミニマムズーム  IX-Nikkor 30-60mm f4-5.6 : Clean contrast, a minimal good zoom lens.

 IX-Nikkor 30-60mm f4-5.6

1998年発売。APSフィルムの入門機プロネアSとセット販売されたコンパクトな標準ズームだ。翌1999年に発売が終わり、最後のIX-Nikkorでもある。

APSデジタルでは換算45-90mm、標準から中望遠ズームになる。アダプターを付けても小型軽量で使い勝手がよい。

(APSフィルムは9:16の横長画面で、35mmフルサイズ換算は1.25倍。APSデジタルは2:3の画面で換算1.5倍くらいになる。)

良いのだけど操作性には欠点がある。AFは連動しないのでマニュアルフォーカスだが、AF用だったレンズにフォーカスリングはなく、内鏡胴を直接回す事になる。

鏡胴は軽くスムーズにまわるが、指がかりは小さくフォーカス移動も速すぎる。鏡胴先端にフィルター(46mmサイズ)とかフードをつけると、少し回しやすくなる。

絞りリングもない。Gタイプ対応のマウントアダプターで絞れるが、数値はわからないので適当に絞ることになる。

欠点もあるが、小型軽量であり、小さなAPSデジタルカメラにつけると気分も軽い。散歩のお供にちょうど良い。



広角端と望遠端。歪曲もあまり気にならず、四隅までしっかり写っている。APSデジタルではイメージサークルに余裕があるので、周辺減光も気にならない。

立体感があって、コントラストもしっかりしていて気持ちいい描写。色収差も少ない。



サギはずんぐりしていてかわいい。実は長いサギの首は折り畳み収納式。畳んだ時はずんぐりする。







f値は暗く、大きくぼかすのは難しい。前ボケは綺麗だが、背景ボケはうるさくなりやすい。


このレンズ、イメージサークルに余裕があって、フルサイズまでカバーしているようだ。


フルサイズ広角30mm、隅は少し甘くなるが、普通に撮れる。





このIX-Nikkor 30-60mm f4-5.6 は、APSフィルムカメラ専用で小型軽量、低コストな標準ズームでしたが、立体感があってすっきりとしたコントラストの良い描写です。なかなか楽しく撮影できます。
私はAPSデジタルで、コンパクトな標準–中望遠ズームとして使うのが好きです。カメラも含めて気軽で、レンズのコンセントにもあっているのでしょう。

APSフィルム専用ですが、なぜかイメージサークルが広く、フルサイズでもそのまま使えるのも大きな特徴です。その理由、技術的で面白い話は、ニッコール千夜一夜で解説されています。

https://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/0083/index.html







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