円周魚眼を安価に。魚眼コンバージョンレンズ・Fish eye for HOLGA でまるい世界を遊ぼう 。

円周魚眼の特殊な世界を体験してみる。

でも円周魚眼は特殊なので高価だ。

でも、フロントコンバーターなら安い。写りのよさそうなものをヤ〇オクでポチってみた。

中判トイカメラ、ホルガ120用のフィッシュアイコンバーター。2種類あるが、これはガラスレンズ。しっかり写りそうだ。35mm相当の広角につけると対角線魚眼になる設定だから、24mmくらいで円周魚眼になるだろう。



フロントコンバーターは無焦点系で、像を結ぶのはベースとなるマスターレンズになる。専用品ではないので、マスターレンズとの相性が重要になる。円周魚眼にするので、マスターレンズは24mm相当だ。













まずは小口径ズーム。ズーム域によって、レンズの中央部分しか使わないのでコンバージョンレンズと相性の良い場合が多い。IX NIKKOR 20-60mmはAPSフィルム用レンズで、コンパクトで写りがいい。これから組み合わせてみよう。

写してみると、平板な前面レンズから予想される通り画角は180度はない。150度くらいのセミ魚眼だ。写りは絞ることで周辺まで解像する。周辺部には色収差があるが、全体としてはとても良好だ。でもレンズ2段組みの大きさがあり、持ち運ぶには大きい。できればもっとコンパクトにしたい。

小さいレンズといえばコンパクトカメラだが、24mm相当のレンズはあまりない。でもAPSフィルム用ならば24mm単焦点がある。フルサイズで使うと周辺部は蹴られるが、円周魚眼では関係なく使えそうだ。オリンパスのAPS単焦点レンズなら改造してある。組み合わせてみよう。


コンパクトカメラ用の24mmのトリプレットは小さいレンズだ。Mマウントに改造してあり、フォーカスはヘリコイドアダプターでおこなう。このレンズならフロントコンバーターを付けてもコンパクトだ。



見た目はばっちり。オリンパスのAPS用24mmはけっこう良く写るが、魚眼コンバーターとの相性はどうだろう。


周辺は絞らないと解像しないので、f8に絞った。


下側が色かぶりしているが、これはAPS用オリンパス24mmが原因。レンズ補正をすれば解消するが、円周魚眼で周辺を使わないので油断していた。










クローズアップすると円の部分が大きくなってはみ出してしまう。写真としても、花が小さくて主題が弱い感じ。もっと花に近づいた方が面白い写真になるな。

Fish eye for HOLGAの魚眼コンバーター、画角が150度くらいなこともあって、それほど極端ではない。もちろん、円形映像は慣れないと画面構成をどうしていいかわからない。

描写はマスターレンズの性能が重要だ。ニコンのIX NIKKORは、きちんと周辺まで解像するのに対して、コンパクトなAPS用オリンパス レンズは、絞ってもすこし苦しいところがある。でも、組み合わせてもコンパクトなところは、素敵だ。

運用のベースはどちらにするか、迷うところだ。













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