ニコンおもしろレンズ工房 ぎょぎょっと20 NIKON Fish-eye type 20mm f8 (2)


シンプルな2郡3枚構成(トリプレット)の魚眼レンズ。画角が150度なことが幸いして、撮影しやすく楽しい。
出かけるときに、さすがに魚眼だけじゃあと思って、他のレンズも持っていくのだけど、結局こればかり使ってしまう。
もともとは固定絞り固定焦点だけど、無限遠にピントが合うようにオーバーインフのヘリコイドアダプターを創った。これで無限遠にも、ぐぐっと寄ることもできる。
近距離まで撮れるようになると超広角はたのしい。ぐぐっと寄ると臨場感が出てくる。


画角が180度ないのも楽しいポイントだと思う。魚眼が変なのは極端な画角であって、歪むことではない。180度の画角が不自然なのだ。
ヒトは広いところを見るときは頭を振って見渡す。その時は歪んで見えるし、画は魚眼と同じだ。

描写は4隅を除けばとてもシャープ。すっきり写って気持ちいい。これで2郡3枚しかレンズを使っていないと思うと、魚眼というのはレンズ構造的にも理にかなっているのだろう。

魚眼のポイントは奥行きのある構図だとおもう。これもきれいにまとまっていい感じ。後このレンズのいいところとして、気楽に撮っても、自分の指も足も写らない(魚眼の良くある失敗)。ちょっと大きめの外寸と180度よりも狭い画角が使いやすさになっている。

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