ヘクトール85mm f2.8:ライカ製のスライドプロジェクターをデジカメ用に改造したレンズは面白いけど使いづらい。
一般にトリプレット、3枚3群のレンズ構成のレンズは、点光源がボケたときリング状に縁取りができる「バブルボケ」になりやすく、このヘクトールもボケが独特なのだ。うまく撮るとキレイなのだろうけど普通に撮るとボケた部分がザワザワとうるさくなってしまう。
背景があまりにうるさかったため、f4の固定絞りを装着したこともある。(作例) 一つ絞ると落ち着いて普通に映る。しかし面白味も減る。なんで改造してまでプロジェクター用のレンズをつかっているのか、となる。
しぼらないで、もっとボケを積極的に使う方法を考えてみた。このレンズはトリプレットだからイメージサークルは広いはず、ということでチルトさせて主題の周りを強制的にボカしたらどうだろうか。ということでレンズを傾けられるギミックを入れて鏡胴をつくってみた。
絞りはすべて開放f2.8(絞りはないため) 中距離だと大きくはボケず、しかもざわつく。
クローズアップだと、ボケは少し柔らかくなる。バブルボケは、これ以上大きくするのは難しい気がする。
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