Fujica half:フジの名作ハーフカメラ フジノン2.8cmをAPSデジカメで撮る

ソニーのデジカメにフィルム時代のコンパクトカメラのレンズをつける。
デジカメに28mm以下の改造レンズをつけると周辺の写りが悪くなる。その境目を探る



フジフィルムの名作ハーフカメラ、FUJICA HalfはAPSとほぼ同じ35㎜ハーフサイズで、28mmの少し広めのレンズが固定されている。
さて、ボディから取り外して改造する。
くわしい構成は分からないが、4群5枚のレンズを使った高級仕様であり、最後面はめずらしく凹面にへこんでいる。他に後凹面のレンズというと、Fujica Compactの38mmを思い出した。光源を反射させて比較してみるとレンズ構成はそっくりである。


ジャンクのカメラを分解、レンズシャッターユニットは開いておく必要があるので、外せるパーツは外し、シャッターが閉じないようにして開放で固定した。
もともと絞り優先オートがあるので、その絞り操作リングで絞りの調整はできる。2枚絞りで、四角いけど。


もうひとつは最短撮影距離の問題。
もとから60cmまで寄れるのはいいけど、テーブルフォトにはまだ遠い。ヘリコイドのストッパーを思いっきり削って、回転角を倍くらいまで広げた。



これで35cmくらいまで寄れるようになった。
このレンズをNEX-5Rにつけて撮ってみよう。古くなってきたカメラだけど、これの1600万画素センサーは、悪くない。

テーブルフォト。このくらい寄れれば使える。

古いレンズなので逆光には弱い。








さて古いハーフカメラのフジノン2.8cm。きちんと周辺まで解像している。テッサータイプのレンズ構成とくらべて、やわらかくボケもきれいだとおもう。逆光には弱いがいいレンズだ。

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