贅沢な中口径レンズ  KONICA III 2.4 Hexanon 48mm f2.4 / A high-quality medium-aperture lens





コニカは日本最古の写真用品メーカーだった。明治6年(1873年)小西屋六兵衛店として創業し、フィルムからカメラまで供給した。戦後すぐ(1948年)には35mmフィルムカメラを開発、海外販売していている。その高品質なコニカI,II,IIIシリーズは「クラシック・コニカ」として評価が高い。

KONICA III 2.4  (1958年) は、高級機の廉価版。
一世代前のボディに中口径のレンズHexanon 48mm f2.4を組み合わせることでコストを抑えたようだが、マイナー機種で定価はよくわからない。
クラシック・コニカと言われるだけあって、高級機らしい高品質なつくり。高性能なファインダー、左手のフィルム巻き上げレバーが特徴。動作品はそれなりに高価だが、購入したのは不動のジャンク。


Hexanon 48mm f2.4
クラシックコニカに装着されたレンズはどれも評価が高いが、マイナーな48mm f2.4レンズは情報が少ない。
レンズ構成もよく分からなかったが光の反射から見ると、5群6枚のダブルガウス型。f2レンズと同様だ。
中口径にしてはレンズ口径が大きい。前玉径は24mmもあってこれもf2級。
f2レンズのパーツの流用もありそうだ。

f2クラスをあえてf2.4中口径にしたことに贅沢を感じる。




1950年代後半のレンズシャッター機は、シャッターが汎用なので改造は容易。ほとんどのモデルがレンズシャッターユニットを中心に鏡胴を構成している。
シャッター後部にはM25p0.5ネジがあり、そこにM42マウントを付ける改造をする。
M42マウントにヘリコイド中間リング(13-22mm) を装着、フォーカス用にする。もともとあったフォーカスヘリコイドよりも、ストロークが大きく、最短撮影距離を短くできる。
つくりはかっちりしていて、改造レンズでも気持ちが良い。
レンズフードをつけて、さあ撮影。



 

開放f2.4でも、近距離まで寄ればよくボケる。もともとの最短撮影距離0.9mよりも寄っているので柔らかい描写だ。ボケは少しグルグル廻って見える時がある。


少し絞れば、近距離でもグッとシャープになる。












このレンズ、とても気持ちよく写るレンズです。f2.4と中口径だけど不思議と良くボケます。フォーカス面はシャープで、背景から浮き立ちます。

デジタル撮影では発色も鮮やかです。カメラが発売された1958年は白黒フィルム全盛でしたが、コニカは「さくら天然色フィルム」を販売していたので、色再現性は気をつかっていたとおもわれます。

 Hexanon 48mm f2.4、中口径で地味なスペックですが、ほんと良いレンズです。

このころのコニカ・ヘキサノンのレンズ設計は風巻友一氏で、効果的なレンズ設計手法を確立していました。それはとても素晴らしかったのでしょう。オールド・ヘキサノンは、描写がよく、好みのレンズが多いです。









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