1955年製のローヤルカメラ、Royal 35のジャンクを手に入れた。前回のマミヤ・セコールは世田谷区製。今回のRoyalは練馬区製。ご当地カメラでうれしい。
レンズはねじマウントで留まっているだけで、ねじれば取れる。交換レンズは発売されなかったようだが、レンズ交換式なのか、組み立てモジュール構造なのか。
レンズは富田光学工業製のトミノール50mm f2.8。3群5枚のヘリアー型というのがめずらしい。写りはどうだろうか。
ところが、珍しいRoyal35にしては捨て値で買えたのにはわけがあって、レンズは傷だらけ。透かして見ると曇りもあるようだ。
本来の写りには程遠いとは思うが、ミラーレス用にマウントをつけてみよう。
レンズのねじ径に合わせて、筒をジャンクパーツから探してきて鏡胴にする。
それにステップダウンリングでM42マウントを装着した。フォーカスはヘリコイド中間リングを使う。
ふぉぎー、、、だ。霧がかった眠い描写は、レンズの傷と曇りによるものだろう。解像はしているようだが、シャープとはいいがたい…。
ボケは素直で、とてもいいのではないでしょうか。ヘリアー型らしくポートレート向けによさそうだ。フォギーな感じも面白いかもしれない。私はポートレートは苦手だけど。
F8に絞ってみる。かなり細かいところまで解像している。本来、とても良いレンズなのではないでしょうか。
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