YASHINONでZUNOWの夢を見る
ZUNOWの話である。ZUNOWはビンテージカメラ/レンズでは伝説的存在だ。戦後間もない1950年代前半、国産カメラがドイツの劣化コピーに過ぎなかった時代、唯一世界のトップランナーだったブランドだ。軍事光学技術と高度な職人生産からうまれた先鋭的ハイスピードレンズは一時期世界最高の性能を誇った。そのカメラとレンズはいまは超プレミアの世界最高価格となっている。
しかしその天才的設計と職人による手工業は、工業化による合理設計と生産に対応できない宿命がある。先鋭的設計は時代に追いつかれ、職人は近代的生産に効率で引き離される。プレミアを維持できなくなったZUNOWは下請け業をこなすようにもなり、やがて大手メーカーに吸収されることになる。
このYASHICA LYNX-1000はそのちょっと前、ZUNOWが吸収されるまえの大手メーカーの製品だ。そのレンズは伝説のZUNOW製という話である。二次情報なので都市伝説かも知れない。レンズにはYASHINONとあり、ZUNOWの形跡は全くない。そのためとても安く流通している。でも、ZUNOWの夢は、当時の日本の夢は感じることができるだろう。
じつはLYNX-1000はジャンクを2台買った。2個1手法により1台はフィルムカメラとして復活し、残ったレンズがa7につくことになった。
最初の試写、開放F1.8
設計上の最短撮影距離より近づいてとっていることを考えると、思ったよりもよく写っている。戦後の夢と、見くびっていたかもしれない。よく見ると、ZUNOWらしい、解像しているけど儚い妖しい写りも感じることができる。おもしろそうだ。これからもう少し夢を見てみよう。
ZUNOWの話である。ZUNOWはビンテージカメラ/レンズでは伝説的存在だ。戦後間もない1950年代前半、国産カメラがドイツの劣化コピーに過ぎなかった時代、唯一世界のトップランナーだったブランドだ。軍事光学技術と高度な職人生産からうまれた先鋭的ハイスピードレンズは一時期世界最高の性能を誇った。そのカメラとレンズはいまは超プレミアの世界最高価格となっている。
しかしその天才的設計と職人による手工業は、工業化による合理設計と生産に対応できない宿命がある。先鋭的設計は時代に追いつかれ、職人は近代的生産に効率で引き離される。プレミアを維持できなくなったZUNOWは下請け業をこなすようにもなり、やがて大手メーカーに吸収されることになる。
このYASHICA LYNX-1000はそのちょっと前、ZUNOWが吸収されるまえの大手メーカーの製品だ。そのレンズは伝説のZUNOW製という話である。二次情報なので都市伝説かも知れない。レンズにはYASHINONとあり、ZUNOWの形跡は全くない。そのためとても安く流通している。でも、ZUNOWの夢は、当時の日本の夢は感じることができるだろう。
じつはLYNX-1000はジャンクを2台買った。2個1手法により1台はフィルムカメラとして復活し、残ったレンズがa7につくことになった。
最初の試写、開放F1.8
設計上の最短撮影距離より近づいてとっていることを考えると、思ったよりもよく写っている。戦後の夢と、見くびっていたかもしれない。よく見ると、ZUNOWらしい、解像しているけど儚い妖しい写りも感じることができる。おもしろそうだ。これからもう少し夢を見てみよう。
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