トリプレット、3枚玉の魅力を探る

This is a report of triplet lenses. It make comparison between "Canon 32mm f3.5" and "Olympus 35mm f3.5". "Olympus 35mm lens"(converted from Olympus mju) is better than Canon 32mm (converted from "Sure shot a-1").
シンプルで、味わい深い、3枚でできたレンズを比較する。トリプレットはたった3枚のレンズゆえに収差が残り、周辺部の描写があやしくなる。でも中央部の写りはとてもいい。その中心と周辺をどのようにバランスさせるか。個性も出る。
CANON 32㎜ f3.5 : オートボーイD5のレンズ。2つほど絞って、f6.7にしてある。Mマウントに装着してヘリコイドアダプターでフォーカスは合わせる。
続いてOlmpus 35㎜f3.5:オリンパスμ(初代)の3枚玉だ。これも2段絞ってf6.7。外観は少し大きいがほぼ一緒。
CANON32㎜:広角ゆえに周辺減光と多少の色かぶりはある。近距離の描写は良い。主題が浮き出して見えるから、周辺の危うい描写が気にならない。
OLYMPUS35㎜:比較してしまうと、写りはオリンパスのほうがすこしいいか。
CANON 32㎜: 安定して解像しているけど、ちょっと冴えがない感じ。安定している分、平板的になってしまう。発色はきれいなのだけど。
OLYMPUS 35㎜:よく解像していて、乱れもない。
CANON 32mm
OLYMPUS 35mm
コントラストの高いものは、両方とも、トリプレットの抜けの良さが活きてくっきり写る。ただ写りそのものはオリンパスのほうがいい。3枚玉の抜けのいいシャープな中心部を持ちながら、周辺まで乱れずに安定している。オリンパスμ(初代)はいいカメラだったのだろう。
キヤノンも安定しているけど、中遠距離になると肝心の中心部のキレが減ってしまう。安定している分、平面的な写りになるのが残念。






0 件のコメント:

コメントを投稿