Flash Fujica FUJINON 38mm f2.8


70年代のフィルムカメラ、フラッシュフジカの38mmレンズを改造する。ふつうこのクラスのレンズは3群4枚のテッサーを使う。ところがフジフィルムは4群4枚が多い。精度の必要なレンズの張り合わせを無くしてコストダウンしている。でも、かといって、写りが悪いわけではない。まさにレンズ設計の妙だ。このレンズをa7に改造してつける。最短撮影距離は0.9mでつかいにくいが、レンズの鏡胴がプラスチック製でとっても軽い60g。気持ちも軽くなる。
写りも、像が流れず安定している。色味が地味な気がするが、良いレンズだと思う。このくらいの大きさがあったほうがデジタルカメラとの相性も良いのだろう。

絞り開放と、F8相当。やっぱり色味が地味かも。花びらのピンクなんか飛んでしまっている。フジノン テッサーは赤みが貧弱だ。バランスの良いレンズだけどね。
テッサーは色味が地味で、ゾナーは色味が派手になるともいうけど、どうなんだろう。
61年製のロシアゾナー(ジュピター8)の写りはこんな感じ。
マゼンダの色味が豊かに写る。レンズ構成で色味が変わるなんて、果たして理由は何だろう?

0 件のコメント:

コメントを投稿