


1980年代のフィルム用コンパクトカメラで、写りがいいと評判の2つを比べてみる。ニコンピカイチの35mmゾナータイプと、京セラのツアイステッサー35mm。どちらもコンパクトカメラを分解して、レンズを取り出した。デジタルカメラに装着するために、ロシア製インダスター50の鏡胴に、マウントやヘリコイドを改造して組み込んだ。
絞りはf5.6で写りを比較する。
まずはニコンから

近距離はシャープでいい感じ。ボケも悪くない。
遠景だと周辺があやしい。像面湾曲でセンターしかシャープにならない。

左上と中央を拡大するとこんな感じ。


ではテッサーはどうか。

さすがテッサー。シャープだ。ボケはニコンのゾナーがいいか。
遠景はどうだろう。周辺が解像しないのは同様。コンパクトにしたことによる限界なのだろうか。



周辺部はニコンとツアイス、同じようだが、中心部はツアイスがシャープだ。
さて結論。シャープさはツアイス テッサー、ボケの味わいはニコン ゾナー。ただどちらともフルサイズだと、周辺が解像しない。コンパクトにするための限界なのかもしれない。次はもっと絞ってみるか。
APSサイズで使っていた時は周辺までよかったのだが、、、。
この2本に関してはAPSサイズで使うほうが幸せのようだ。
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