MAMIYA SEKOR 50㎜ f2.8/MAMIYA35 マミヤ35のセコール5㎝ は、独自のレンズ構成でボケが魅力的




1956年製のマミヤ35IIである。プロ用機材を作っていたマミヤだからその写りはたのしみだ。この機体は見事なジャンクで全然動かない。汚いし安心して分解できる。

世田谷光機製のSEKOR 5㎝ f2.8のレンズを搭載する。このレンズ構成が変わっている。3枚玉を基本に、2,3枚目を2枚貼り合わせレンズにしていて3群5枚の高級な構成となっている。他にはあまり見ないレイアウトだ。でも、マミヤの中版カメラ用127mmには展開している。
マミヤは高品質なプロ用の大きなフイルムサイズを得意としたメーカーだが、独自の視点があったみたいだ。このマミヤ35は、シャッターがレンズの後ろ側にあり、レンズ交換ができる仕様になっていたらしい。でもどうしても外れない。しかたがないのでボディのレンズボード側から分解する。レンズボードには、フレアカッターがはめ込まれ、その下の固定リングでレンズは固定されている。というより固着していた。556/はんだごて/インパクトドライバーで、力業で回そうとするが回らない。リングはアルミで弱いので、回った時は半分引きちぎれていた。ヘリコイドはつかわないで、レンズの搭載されている前側だけをつかう。ここにM42マウントを接着、M42ヘリコイドアダプターでフォーカスする。真鍮の銀色がいいかんじ。さあ撮影だ!















ボケが特徴的だ。ちょっとグルグルするバブルボケで妙な立体感がある。いい感じ。

ボケが魅力的だけど、開放f2.8だから寄らないとボケないのが残念だ。



4隅は微妙だが絞ればとてもシャープだ。もう少し撮ってみよう。

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